2016年 03月 07日
3月6日 第168回 立川談笑月例独演会 |
国立演芸場で毎月行われている師匠の独演会で、笑んと前座仕事を務めさせて頂きました。
今日も18時開演のため、会場入りするやいなや着物に着替え、笑んと手分けして楽屋、高座作り、スタッフさんとチラシの折り込みを急ピッチで行いました。
チラシの折り込みを終えると、師匠が楽屋入りされており、舞台袖では笑ニ兄さんがお囃子の恩田えりお師匠さんと今日の一席目の出囃子のマドンナの「マテリアルガール」を合わせてらっしゃいました。私も参加し、金属製の打楽器である、あたりがねを叩かせて頂くことになりました。
開場まで少し時間があったので、出囃子の前に叩く短い太鼓、砂切りの稽古をさせて頂きました。お師匠さんから左手が固くて叩けてないからそれを繰り返し練習して、叩けるまで、叩けるゆっくりの速度でやるといいと言って頂きました。
開場時間になり一番太鼓を叩かせて頂きました。終えると、笑ニ兄さんから左手がまだ叩けてないから練習するようにと、その他細かいアドバイスを頂きました。
ニ番太鼓、仲入り太鼓はえりお師匠さんの笛に笑ニ兄さんと合わせて叩かせて頂きましたが、いつも寄席で叩かせて頂いているのでなんとかミスなく叩くことができました。
仲入り後、師匠があがる際の出囃子を叩かせて頂くことになりました。今回叩くのは野球拳でした。えりお師匠さんから、ゆっくりね…ゆっくりねと直前にお言葉を頂き、叩き始めました。練習した通りゆっくりゆっくりやろうということに気をとられ、中盤一回打つ回数が少なくなっていました。さらに吉笑兄さんから野球拳の太鼓中に右手左手の動きが一瞬逆になっていたとご指摘頂き、手が身についていないなと反省しました。
会も終わりに近づき、追い出し太鼓ではさっきの出囃子のようなミスがないようしっかりしようと、師匠の下げのあと叩き始めました。途中予定にない変なリズムになり、一瞬頭が真っ白になりました。あっそうだとなんとか思い出し、変な間が空きながら、最後まで叩きました。ここぞの時であがり症が出てしまい、まだまだ練習が足りないのと、心の弱さを稽古で克服しなければとかんました。
立川笑坊
by shoubou51
| 2016-03-07 00:23
| 師匠 落語会